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卓球とピンポンと

法人の卓球部は数ある部活動の中で一番活動回数が多い部活ではないでしょうか?休日以外は12時30分になるとメンバーがぞろぞろと集まり始めます。保険組合の卓球大会を目指して部員のみなさんが練習に励んでいるところに混ぜてくれました。打ち方も知らない私に親切に教えてくれます。無駄な動きが染みついているこの身体に正しいフォームが身に着く事はないのですが、それでもゲームを通じて卓球の楽しさを教えてくれる部員がいます。今では夢中になって楽しんでいます。卓球仲間は、最初は3人で始まって次第に4人、6人、今では10人を超える事もあり、卓球台を2台用意して活動しています。普段、話をす…

古峡と漱石

古峡は、東大文学部で3年間漱石の講義を受けている師弟の関係で、学生時代からしばしば漱石のお宅に伺っています。漱石のお嬢さんが亡くなった日も、たまたま古峡が尋ねた日のことで、漱石はこの日のことを材料に「彼岸迄」と「雨の降る日」を書き、朝日新聞に連載されています。この中にある男が紹介状を持って尋ねてきた、とあり、その男は古峡だとされていますが、古峡は先生のイマジネーションが、多分に働いて立派な芸術品となっているからであるが、それは事実と違う、長年師弟として知り合っているものが、紹介状を持っていくわけがない、と漱石全集月報昭和3年版の中に「雨の降る日」と題して書いています。漱石全集27巻~31巻は書簡集で、漱石が書いた手紙が多数集められています。その…