お知らせ
ハートネットTV
最近、久しぶりに会った知人に
「TV観たよ。斉藤さん精神科の看護師だったんだね。精神科の病院の中を初めてみたよ」
と話かけられました。
ちょっと前になりましたが、当院に写真家 大西暢夫さんがやって来て、
同時に大西さんの仕事ぶりを取材しているNHKの取材クルーもやって来たのです。
大西カメラマンが精神科看護という雑誌の取材で撮影を行い、NHKはその仕事の様子を撮影するというものでした。
どうやらこの手の取材を受けてくれる精神科病院は少ないそうです。
当院の中でどのように決定されていったか内緒ですが取材を引き受けることになりました。
事前に出版社とNHKとあらゆることを打合せしました。
この時の絶対のルールは
「写りたい人が写る。写りたくない人は絶対に写らない。」
です。
そしたら患者さんしかいない病棟になってしまいました・・・(写りたくないのは職員でした)
逆に写りたい患者さんの多いことに驚きました。(カメラの前で待っていたり)
この撮影はカメラマンの赴くままに進行し、その後ろをNHKのカメラが追いかけるので至る所が写されました。それこそ「包み隠さず」です。
雑誌に掲載された患者さんの写真、NHKで放送された患者さんの表情が生き生きとして、あたたかく写真・映像の持つ表現力に驚きました。
放送後に何人もの方から長期入院の事や患者さんのプライバシーの事についてご意見を頂いたりしました。
この放送を観て多くの方に考えてもらうきっかけを作れたのではないかと思っています。
医療法人グリーンエミネンス
中村古峡記念病院 看護部長 斉藤理